「石綿作業主任者」とは?│専門用語を簡単に解説!~アスベスト分析用語集~
こんにちは。HAKUTOアスベスト分析センターにて主任分析員を務めております、たっくんです。
今回は、アスベスト除去現場における「頼れるリーダー」、「石綿作業主任者(いしわたさぎょうしゅにんしゃ)」について解説します。
工事現場では、単に作業員さんが集まって作業しているわけではありません。必ずこの「国家資格」を持ったリーダーが常駐し、厳しい目で安全管理を行っているのです。
もしこの人がいなかったら? それは法律違反であり、現場の安全は崩壊してしまいますぞ。

「石綿作業主任者」とは

石綿作業主任者とは、アスベスト(石綿)を取り扱う作業において、労働者の指揮や安全管理を行う責任者のことです。
労働安全衛生法により、アスベスト除去工事や封じ込めなどの作業を行う事業者は、現場ごとに必ずこの有資格者を選任(任命)しなければならないと定められています。
現場での重要な役割
作業主任者は、ただ現場にいればいいわけではありません。主に以下のような重要な職務を担っています。
- 作業の指揮
作業計画に基づいて、作業手順を決め、作業員を直接指揮します。 - 保護具の確認
作業員が保護具(防じんマスク等)を正しく着用しているか、マスクのフィルタが汚れていないかなどを毎日チェックします。 - 設備の点検
負圧除じん装置が正常に動いているか、隔離養生に破れがないか等を点検します。 - 汚染防止
作業員が現場を出る際に、身体や衣服についたアスベストをエアシャワー等できちんと落としているかを確認します。
つまり、現場の「安全」と「命」を守る、最後の防波堤となるのがこの役職なんであります。
どうすればなれるの?
「石綿作業主任者技能講習」(2日間、合計10時間程度)を受講し、修了試験に合格することで資格を取得できます。
受験資格に制限はなく、誰でも受講可能ですが、実務経験がなくても資格は取れるため、実際の現場では「資格」プラス「経験」が求められる厳しい世界でもあります。
「調査者」との違いに注意!
よく名前が似ていて混同されるのが、建築物石綿含有建材調査者です。
- 建築物石綿含有建材調査者
工事の「前」に、建物にアスベストがあるかどうかを調べる「調査のプロ」。 - 石綿作業主任者
工事の「最中」に、除去作業の指揮をとる「現場のプロ」。
事前調査を行うには「調査者」の資格が、除去工事を行うには「作業主任者」の資格が必要です。それぞれ役割が全く違うので注意が必要ですよ。
たっくんの
ワンポイントアドバイス!
- ヘルメットの色や腕章に注目
工事現場で、ヘルメットに「石綿作業主任者」というシールを貼っていたり、特別な色の腕章を付けている人がいたら、その人が作業主任者です。現場の安全を背負っている証ですね。 - 講習は誰でも受けられる
実はこの資格、建築業界の人でなくても受講できます。アスベストの基礎知識や、保護具の正しい使い方を学べるので、知識を深めたい方にはおすすめの講習なんですよ。
さらに詳しく知りたい方へ
アスベストに関する法律や義務については、以下のコラムでも詳しく解説しています。
私たちHAKUTOアスベスト分析センターは、有資格者による正確な分析を通じて、現場の安全管理をサポートします。「この建材、大丈夫かな?」と迷ったら、まずはご相談ください!
よく見られている用語
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