「アスベスト分析機関」とは?│専門用語を簡単に解説!~アスベスト分析用語集~
こんにちは。HAKUTOアスベスト分析センターにて主任分析員を務めております、たっくんです。
建物の解体や改修を行う前には、法律でアスベスト事前調査が義務付けられています。この調査において、図面や目視だけでは「アスベストが含まれているか」が判断できない場合(「みなし」とする場合を除く)に登場するのが、私たち専門の分析機関なんであります。
いわば、アスベスト対策における「判定の要(かなめ)」とも言える重要な役割なんですよ。

「アスベスト分析機関」とは

アスベスト分析機関とは、採取された建材の一部(検体(試料))に対し、科学的な手法を用いて検査を行い、アスベストの有無や含有量を判定する専門機関のことです。
現場から送られてきた試料を、分析しやすい状態に加工し、顕微鏡やX線装置を使って検査します。そして、その結果を公的な証明書であるアスベスト分析報告書として発行するのが主な仕事です。
どんな分析を行っているの?
日本の公定法であるJIS A 1481シリーズに基づいて、主に2種類のアスベスト分析を行います。
- 定性分析(ていせいぶんせき)
アスベストが「0.1%を超えて含まれているか(あり)」、それとも「含まれていないか(なし)」を調べます。まずはこの分析を行い、白黒をはっきりさせます。 - 定量分析(ていりょうぶんせき)
定性分析で「あり」と判定された場合、具体的に「何パーセント含まれているか」を詳しく調べます。
2023年10月からの「資格要件」
これまで、アスベスト分析を行う技術者には、法的な必須資格がありませんでした。しかし、法改正により2023年(令和5年)10月1日からルールが厳格化されました。
現在は、厚生労働大臣が定める「必要な知識及び技能を有する者(分析調査者)」が分析を行うことが義務付けられています。
具体的には、以下のような試験や研修をクリアした「有資格者」が在籍していなければ、分析業務を行うことはできません。
- 公益社団法人日本作業環境測定協会「石綿分析技術評価事業」の合格者
- 一般社団法人日本環境測定分析協会「建材中のアスベスト定性分析技能試験」の合格者 など
つまり、今の分析機関には、「ちゃんとした資格を持ったプロ」が在籍していることが法律で求められているのであります。
たっくんの
ワンポイントアドバイス!
- 分析は「資格」と「実績」で選ぶ!
分析結果の正確さは、工事の安全性や費用に直結します。「安いから」という理由だけで選ぶのはリスクがありますぞ。これからの時代は、有資格者による正確な分析と、しっかりとした精度管理を行っている機関(私たちHAKUTOのような!)に依頼することが重要であります。 - 迷ったらまずは相談を
分析機関によっては、「定性分析」しか対応していないところもあります。必要な分析内容に合わせて、適切な機関を選ぶようにしましょう。
さらに詳しく知りたい方へ
分析の種類や費用については、以下のコラムでも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
【関連記事】
私たちHAKUTOアスベスト分析センターでは、有資格者による高精度な分析をスピーディーにご提供しています。「どこに頼めばいいかわからない」とお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください!
よく見られている用語
アスベストの定性分析が必要な時は、当社にご相談ください。
お客様の状況に合わせた最適なご提案をさせていただきます。